wajin's diary

慶應に潜む陰キャ

CL講評1

今回はアトレティコvsリバプールの一戦について、それぞれの選手に対するコメントと総評を書きました。(選手については、極端に短い出場時間だったりする場合は書いてないこともあります、言うことがないので())

 

 

 

 

Atletico Madrid
オブラク:最高の一言。2ゴールを決められたけれど、流石にあれはノーチャンス。クロスに対する冷静な処理とコーナー時の勇気ある飛び出しは相変わらずで、流石オブラクという感じ。アレクサンダー=アーノルドやオックスレイド=チェンバレンのミドルに対する反応も完璧で、弾く場所も素晴らしかった。
トリッピア:前回のブログでトリッピアの守備面に対する不安を書いたんですが、杞憂でした。マネとロバートソンを相手にギリギリの駆け引きをして上手く守っていたし、フィジカルの強さや粘って守備をする姿勢はシメオネの哲学がしっかりと刻み込まれているなと感じました。90分間あのディフェンスを良く続けられたなと素直に感動。得意のクロスはほとんど見られなかったけれど、これは下手に攻め上がっていないのだから当然ちゃ当然。
ヴルサリコ:最後の30分間、しっかりと集中して守り切れてました。
サヴィッチ:空中戦では前に入り込んでボールを触らせないという守備でファンダイクに対応し、カウンターを受けても素晴らしい判断力でリバプールの攻撃を無効化していた印象。下手に繋げようとせずに割り切ってクリアしているのも非常に良かったと思います。
フェリペ:サラーやチェンバレン相手にしっかりと守り、ミドルレンジからのシュートにさせてオブラクの負担を軽減させていた。今はヒメネスより評価高いですね正直。
ロディ:1st leg同様、守備での貢献は凄まじいものがありました。特にサラーに思い通りのプレイを許さなかったのがこの試合では非常に大きかったですね。それだけでなく、攻撃時には持ち上がってクロスも送り込むのはさすが、今後の成長が楽しみすぎる。
コケ:ゴリゴリに走り回る主将。大好き。敵陣パス成功率はトップだそうです。
パーティー:相手のボールを刈り取り、そこから自分で持ち上がってチャンスを作ることもあって、攻守の両面で欠かせない存在でした。トランジッションの起点にもなってましたね。ピンチの時にはトーマスパーティー
サウール:今回は守備で魅せた男。インターセプトめちゃくちゃしてたなと思って調べたらチーム最多だそうです。やっぱりな。左利きの中盤ってめちゃくちゃ好きなんですよね。サウールもそうだし、エジルとかハメスとか。走行距離もチーム最長、コケと共に中盤でピッチ全体を駆け回ってピンチに対応していました。
アンヘル・コレア:南米の選手らしく、巧さでリバプールを苛立たせた男。ただジョーゴメスにしっかりと対応されて苦しそうではあったかな。
ヒメネス
ジエゴ・コスタ:どうも消える時間帯が多すぎた。早めの交代になってしまったのも致し方ないかと。本人めちゃくちゃキレてたけど()
マルコス・ジョレンテ:途中出場から2ゴールは誰がどう見ても文句なし、特に2点目のミドルは彼の巧さがギュッと詰まった一発でしたね。レアルであんまり輝けなかった分、アトレティコでばちこりスタメン取って欲しい。
ジョアン・フェリックス:ファンダイクとジョーゴメスを相手取ってボールを運ぶのはなかなか苦しかったと思うが、よく頑張ってたと思います。1点目でジョレンテのアシストをした時の判断力は流石。自分で打ちに行かないだけで偉い。
モラタウイイレ1のスーパーサブは現実世界でもスーパーサブだった。最後のイエローは余計だったとは思うけど() 3点目をしっかりと落ち着いて流し込んで試合の締めくくりとしましたね。

 

総評:120分間1ミリも集中を切らさずにディフェンス→ボール奪取→攻撃→デイフェンス→・・・とトランジッションを一糸乱れず行なった結果勝利をもぎ取れましたね。普通あれだけハードに守備を固めたらどこかのタイミングで綻びが生じてくるものですが、強固なブロックを作ってリバプールの攻撃を弾き返し続けたのをみると、シメオネサッカーの真髄を感じます。そして、交代策がバッチリハマったのも大きかったですね。こういう試合をリーガでもやってくれあんたら()

 

Liverpool

アドリアン:90分間を通してミスなくやってていて、何度かファインセーブも見せていただけに、延長でのミスが目立ちすぎた。個人的に二番手ゴールキーパーの中では世界最高だと思ってるので、このミスにめげずにこれからも頑張って欲しいです。
TAA:ボールを散らしつつ自身も攻撃参加を積極的に行いシュートも打ったりと、攻撃面に関しては毎度のごとくレベルが高い。しかし、流石に120分走りきる体力はなかったのか、延長戦では目に見えて疲れてるのがわかり、モラタのゴールのシーンでは完全に止まってしまっていた。
ジョー・ゴメス:ファンダイクと一緒にディフェンスラインを統率して、よく走りよく守った。流石に3失点の責任を全部負わせるのは酷だけど、それでも失点に関与してしまっているのも事実、かわいそう()
ファンダイク:120分間高クオリティの守備をしつつ、延長戦では自分も前に上がって空中戦での得点機会を窺っていた。こなした仕事は完璧だったと思います。
ロバートソン:守備面は文句なし、攻撃面ではあと一歩。あのヘディング入らなかったのが惜しすぎる。
オックスレイド=チェンバレン:先制点をアシストし、得意のミドルでゴールを狙い続け、最終的にシュートは6本、十分な働きだと思います。
ミルナー:途中出場ながら自然に試合に入って、正確なクロスを供給して得点機を演出する場面もあり、貫禄を感じました。働き者のベテランはいいですね。
ヘンダーソン:アンカーのポジションでしっかりとボールを捌きつつ相手のチャンスの芽をつむ役割はできていただけに一番悔しいと思う。
ファビーニョ
ワイナルドゥム:前線が沈黙しているときには、FW陣が引きつけてこの男が走り込んで点を取るというパターンがあるのがリバプールが強い一因でもあるんですが、今回はその強みがしっかりと生きた試合になったと思います。2点目アシスト時のボールの持ち運びも速く、クロスも正確でした。文句なしの出来だったと思います。
オリギ
マネ:プレスバックでボールを奪い、一気にカウンター攻撃しようとする姿勢は相変わらずでしたが、どうもパスミスが目立ったような気がします。もっとカットインしてシュートを放ったりという動きができれば良かったかなぁ。
フィルミーノ:いつものようにウイングの2人と中盤を繋げる為に降りてきてパスを受けるという動きは見せていたが、特にサラーが完封されていたこともあって目立った働きはできなかったなーと思っていたら2点目を奪ってしまった。あれは流石フィルミーノといったゴールですね。
南野:ビハインドを背負った状況で投入されたので、フィルミーノのように降りてきてパスを受けるのではなくて、前線に張って得点を狙うような動きをして欲しかったところ。延長後半に上げたクロスは高精度でとても良かった。
サラー:前回同様ロディとフェリペに完封され、彼自身も浮き足立ってしまい、いつものサラーという感じでは全くなかった。カットイン後の正確性が欲しかったところ。トラップもいつもより大きく、ボールをそこで奪われることも多かったかな。

 

総評:クロップは特に失策はしてない、シメオネのサッカーが上手かっただけ。それでも前回王者が早々に退場するのは悲しい。前線のローテーションをもう少し考えてリーグ戦に臨んでいればなぁ()あと右SBの控えを早く取ってくれ。さすがにTAAに全部任せきりだと限界が見えてくる。今後の方針を一気に見直すいい機会だと思うので、いまある問題点を改善していって欲しいですね。そして来シーズンは強いリバプールが再び見られることに期待。