wajin's diary

慶應に潜む陰キャ

CLについて(1)

こんばんは、今回はUCLラウンド16 1st legで行われた試合で、自分がフルタイムで見たものについて、個人的な感想を述べようかなぁと思います。マジでサッカーの事だけ書いて終わるので、興味がある方だけ読んでいただければ。

こういうブログをシリーズ化して書いていきたいです()

アトレティコ-リバプール
守備がハマった時のアトレティコはやっぱ強いなぁというのが感じられた試合。ラ・リーガが開幕してからしばらく、シメオネは多分パスサッカーへの転向を行おうとしてたっぽくて、それはスパーズからトリッピアーを獲った事からも分かるんですが、まぁ結果が出ず。それはそう。なんせここ数年ひたすら堅守速攻してたチームがいきなりパスサッカーに変えようとしても上手くいかないですわ。おまけに点も取れないし、トリッピアーは守備にやや難ありという事で失点も増えた印象でした。それで、インテルからローンバックして来たシメ・ブルサリコにしたら、いつものガチガチアトレティコに戻りました。あと、ロディがここまで守備が上手いとは思わなかった。フェリペ・ルイスばりの守備的左SBになってた。特にこの試合では対面のマネに全く仕事をさせなかったのがめちゃくちゃに大きい。最初のコーナーで運良く先制できた後は、耐えに耐えぬく方向にシフトして、結局1-0のまま終了。ポゼッション27%という絶望的な数字を叩き出しましたが、リバプールに一本も枠内シュートを許さなかったあたり、流石シメオネのチームと言わざるを得ないですね。
一方のリバプールですが、あそこまでガチガチに固めてくるチームには分が悪いですね。プレミアのワトフォード戦では相手に実質6バックを敷かれてかなり攻めあぐねていましたし、アトレティコ戦でも持ち味のサイドからの攻撃は完璧に防がれてた印象です。特にアレクサンダー・アーノルドは16本クロスを送って、そのうち成功したのは2本だけ。中央はパーティーとサウールに見張られてボールを鬼の守備で奪われまくられ、攻め手がないまま90分間を終えたという感じです。まぁリバプールにはアンフィールドパワーがあるので2nd legでは点が取れると思いますが()、アトレティコはこのまま失点を0に抑えれば勝ち抜けなので、次もゴリゴリに守ってくるはず。なので、今のうちに崩しの方法を見つけておかないとしんどいかなぁ…。

チェルシー-バイエルン
バイエルン3発完勝ということで、結果だけ見ると余裕で勝ったように見えるんですが、実際はというと結構危なかった。特に前半はチェルシーの守備が完璧で、パスコースを消しながら前線からプレッシャーをかけてくるので、なかなか攻撃がハマらず。アラバとチアゴが中盤を飛び越えて一気に前線へロングパスを送ることができなかったら、さらに苦しかったと思います。ただ、バイエルンの守備も素晴らしかった。この試合時のボアテングは、リーグ戦でのポンコツ具合はどこへ行ったのかと思うほどに安定していたし、アラバの読みの鋭さも完璧。パヴァールは寄せの守備がメチャクチャに上手かったし、デイビスは多少のミスも足の速さで全て帳消しにしてしまう怪物っぷりを見せていました。この人、元はウイングストライカーですからね。コンバート成功しすぎやろ。まぁこれは世界最高のLSBであるアラバさんがチームにいるからだと思います。そして、Goalの採点だとキミッヒが3.9点なんですけど(10点中)、点数つけた人は目ついてるんですかね。攻撃参加は確かに少なかったですけど、最終ラインからトップ下のミュラーがいる位置まで縦横無尽に動いてパスを繋ぎ、ひたすらビルドアップを頑張ってました。あと、これは監督がフリックに変わってからなんですが、守備時のプレスと帰陣の意識が格段に高くなりましたね。コバチの時は、レバはともかくニャブリやコマンも前線に残り、全体的に帰陣も遅く、その結果として失点が積み重なっていましたが、今回の試合だけ見ても前線からガッチリプレスをかけてボールを奪おうとして、奪ったら即攻撃。逆に奪われたら素早く守備への切り替えを行って帰陣し、特に前線のニャブリは自陣のボックス近くまで戻って守備をしていました。これで守備が格段に安定して、失点も相当少なくなりましたね。攻撃面ではというと、前半はミュラーが大活躍でした。チャンスメイクはするし、自分でシュートも打つし、どこへでも顔を出して潤滑油の働きをしてました。ただ、チェルシーの守備が完璧で前半は点を取れず。しかし51分にアスピリクエタがコケたところからニャブリが点を取り、54分にはレバとのパス交換で上手く抜け出したニャブリがゴール右隅に流し込み。完璧。そして76分には爆速で相手DFを3枚剥がしたデイビスがボールを持っていき、最後はレバが決めると。これはチェルシーアスピリクエタを下げて4バックにシフトしたことが大きく影響したと思います。
次にチェルシー視点で見ていきますが、何度も言っているように守備は全く悪くなかったし、特に前半はほぼ完璧にバイエルンの攻撃に対応できていました。カバジェロもビッグセーブを何回か見せていて、ディフェンスラインもしっかりと統率されており、前半が終わった時点では0-3で勝てるとは思えなかったです()攻撃面でもジルーのポストワークがかなり効いていて、何度か危ないシーンを作っていました。 ただ、後半に入ってからは右のウイングバックに入っていたリース・ジェームズの位置どりが曖昧になってしまったところを突かれましたね。現に3点ともそこの位置から崩されて取られてますし🍣。さらに、ジルーを下げてエイブラハムを入れたのは一番の失敗だったと思います。ウィリアンとペドロを入れるのならジルーは残すべきだった。まぁ結果論なんですが、エイブラハムは決定的なパスを2回もスルーしちゃってるので…。これまたGoalの採点だとジルーの点はエイブラハムより低いんですが、意味がわかりません。結局ホームで1点も取れないまま終わり、しかも次はアリアンツアレーナ。これチェルシー点取れるんかなぁ() でも前半の時のような守備を90分間しっかりと出来れば可能性はありそうですね。でもフリック体制のバイエルンはホームでめちゃんこ強いので勝たせていただきます。

③レアル-マンシティ
ペップの策略勝ち、これに尽きると思います。レアルは前半素晴らしく守っていて、特に中盤三枚の守備能力はいつも通り高かったです。ただ、カゼミロは異常にパスミスが多く、結果的に失点とラモス退場の元凶となってしまった感は否めない…。モドリッチバルベルデはそれぞれインターセプトとプレッシングで頑張っていたし、前線に関してはヴィニシウスが攻撃・守備の両面で結果を残していただけに、ベイルとの交代は失策感が出てしまいましたね。おにぎり頭はエデルソンに完璧なヘディングをセーブされたのが不運すぎた() 交代策の失敗はみんな指摘しているし、ベイルじゃなくてバスケスだろというのもみんな言ってる。そこから学んでクラシコではバスケスを入れてましたね。
そしてシティ。最初の布陣見たときは意味不明だったんですが、後から見るとペップの頭良すぎじゃね以外の感想が浮かばない。ジェズスをウイング起用して守備のタスクをしっかりと負わせて、攻撃面でもボックスに積極的に切り込み、同点弾まで決めてしまうと、終盤のパスミスを拾ったカウンターのシーンで単騎突破を仕掛けて、見事ラモスを追い出しました。そして途中交代で入ってきたスターリングは、本当に負傷明けなのかと疑いたくなるほどにドリブルにキレがあり、結果的にPKをもぎ取れた。そして神様デ・ブライネ。お前の足はチートや。かなり厳しいマークを受けていたはずなんですが、ジェズスには変な体勢のまま完璧なクロスを送るし、PKも今までの失敗の連鎖を断ち切って見事決めてくれました。次はエティハドですが、戸田和幸さんが「ホームのシティは観客の声援で興奮して逆に浮き足立ってしまって失点するリスクが高まる。去年のスパーズ戦がそうだった」と言っていました。確かに去年はホームで3失点してアウェーゴールで負けるというトラウマがあるので、是非とも今回はホームでもレアルに勝って次のステージに進んでもらいたいところ。あと、レアルは個人的にラモスが退団するまではあんまり好きになれないのでシティに勝って欲しいというのもある()好きな選手は結構多いんですけどね。

 

それでは今回はこの辺で。